春の人事異動・【部屋の広さについて】
あなたは現在どんなところにお住まいですか?
一戸建て住宅、マンション、ハイツ、アパート、社宅等々。
今回は”部屋の広さ”についてのアドバイスです。
◆転居先の選定にあたって、モノサシを持ちましょう。
まずは、現在のあなたの住環境とコストを確認してみてください。
部屋の広さは何平方メートルありますか?
不動産屋さんなどはよく、何平米(なんへいべい)とことばを
使ったりします。
マンション等で多い3LDKの間取りですと、75m2くらいが一つの
基準になってくると思います。
3つの部屋とリビング・ダイニング(LD)とキッチン(K)、
あと当然浴室・洗面・トイレ・玄関が含まれます。
物件によってはLDKとなっていても、実際はダイニング(食堂)の
スペースしかないものもあります。
60m2台のマンションだと、3LDKの間取りは狭いと判断できるでしょう。
まず、あなたが今住んでいる部屋の広さを認識すれば、
それがモノサシになります。
もっと広い部屋が必要なのか、もう少し狭くてもいいのか、
間取りは違う方がいいのか等々。
一人住まいの方は、ワンルームマンションだと20m2~30m2程度の
広さでしょう。
新婚さんなど二人でしたら、
40~50m2程度の2DKタイプかもしれませんね。
戸建住宅ですと、マンションなどに比べ広くなることが多いです。
4LDKで100m2くらいを一つの基準にされるといいでしょう。
物件によっては、”坪(つぼ)”で表記されている場合もありますので、
ここで説明しておきます。
1坪は約3.3m2の広さとなります。
1尺(1.818m)×1尺(1.818m)≒ 3.3m2
100m2の住宅ですと、100m2÷3.3m2 ≒ 約30坪となります。
【ポイント】
1坪=3.3m2 だけをメモしておけば、換算できます。
さて、この広さの表示も曲者(くせもの)でして、
”どの広さ”をさしているか確認する必要があります。
物件によっては下記が居室面積に入っている場合があります。
・ベランダ(マンション)
・共有部分(マンションの廊下等)
・専用の収納スペース(廊下等にある)
当然、実際の居室スペースはその分狭くなります。
また、部屋の大きさの測り方も注意が必要です。
建物の広さを測る場合、
多くは”芯々”(しんしん)を基準にしています。
つまり、部屋の壁から壁の寸法を測っていないのです。
木造住宅(戸建など)の場合は、
柱の中心と柱の中心の距離を測ります。
マンションなどの鉄筋コンクリート(RC造)の場合は、
コンクリート壁の中心とコンクリート壁の中心を測ります。
わかりやすく結論を言うと、
『表記よりも実際は部屋は狭いのです。』
木造の場合 柱の太さ(12cm程度)+仕上げ材(3cm程度)=15cm程度
部屋の一辺あたり15cmずつくらい狭くなります
RC造の場合 壁の厚さ(15cm程度)+仕上げ材(3cm程度)=18cm程度
部屋の一辺あたり18cmずつくらい狭くなります
しかし、これはごまかすためにやっているのではありません。
建築物件ごとに壁の仕上げは様々ですので、
部屋の内寸を正確に測ったり、表記することが難しく工数がかかること
なので、芯々で表記することが一般的です。
「前の家と広さは同じはずなのに、何だか狭くかんじるなあ」
とならないために、しっかりモノサシを持っておきましょう。
2010-02-27 11:39
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