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大卒採用大幅増の背景

【大卒採用13.7%増】

日本経済新聞の一面トップに大見出しでこう出ています。



来春(2012年)の採用計画を調査した結果だそうです。




ぱっと見れば、すごい明るい兆しのように思えますが、実際はどうでしょう。



2009年のリーマンショックの影響で、2010年の就職環境は大幅に悪化しました。


そのため、今春、来春と2年連続で採用数は伸びるカタチになっていますが、
感覚的には「普通」に戻りつつあるという感じがします。





1945年(昭和20年)8月の終戦後、戦地から多くの兵隊さんが戻られました。
戦争の不安もなくなり、戦後のベビーブームが訪れます。


1947年(昭和22年)から赤ちゃんがたくさん誕生し、人口が増加していきました。




2007年(平成19年)、1947年生まれの人はちょうど60歳の誕生日を迎えました。
本来なら定年退職し、年金生活がスタートするはずでした。





しかし、人口の最も多い団塊の世代の人たちが一気に退職すると、企業経営にも影響が大きいですし、年金の問題もありました。




そこで、企業に65歳まで働ける雇用延長を促しました。




2012年、1947年生まれの方たちが、65歳の誕生日を次々と迎えられます。
今回は多くの人が退職されていくでしょう。そうなれば、人手が不足してきます。





技術職の人材育成は特に時間がかかるものです。
技術力、ノウハウを持たれた先輩が在職されている間に、その知識や知恵を若手に継承しなければなりません。




こんな背景もあって採用数の伸びがあるようです。

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