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春の人事異動・【具体的ヒント】



今日は水曜日です。


不動産屋さんはお休みです。

あなたも今日は「ノー残業デー」では?



いよいよ、今週の土日が賃貸物件争奪合戦のピークです。

早めに切り上げて、作戦を立ててください。




今回は具体的ヒントです。


【ガス編】
 

 ガスには都市ガスとLPガス(プロパン)があります。

 
 基本的に、都市ガスの方がLPガスよりも
 
 ガス代は安くなっています。

 
 特に賃貸住宅の場合は、その傾向が強くなります。

 大手都市ガス会社と高い料金のLPガス販売店だと、

 倍近く違ってくるケースもあるようです。

 



 では、何故そのようなことが起こるのでしょうか?
 
 


 まず、都市ガスですが、下のタンクを見たことが
 
 あるでしょうか。



20100303a.gif



 現在、日本国内の都市ガス会社の多くは、天然ガス
 
 (LNG=液化天然ガス)を使っています。


 
 日本では、あまり産出されないようで、多くは輸入
 
 に頼っています。



 産出国で採れた天然ガスは、現地のプラントでガス

 を気体から液体に変えます。



 圧力を加えると、液化するようです。

 だから、液化天然ガスなんでしょうね。



 液化させることで、より多くのガスを運べるので、

 輸送コストも抑えられるのでしょう。



 タンカーで運ばれてきた液体のガスは、港にある

 ガス会社の設備で気体に戻されます。



 このとき、冷気が発生します。

 
 
 スプレー缶に穴を開けると、缶が冷たくなるのと
 
 同じ原理だと思います。(理科は苦手なんで)



 この冷気を使えば、冷凍食品の加工に使えます。



 その冷凍食品を食材にすれば、レストランが経営
 
 できます。


 
 そのレストランで、ガス(天然ガス)を使えば、

 ガスの消費が増えます。



 アルバイトで働いていたファミリーレストランは

 ガス会社が資本投下し、経営してました。



 冷凍食品の会社も経営してました。

 ムダのない凄い発想だなと、感心したのを覚えて

 ます。



 本題に戻ります。



 気体になったガスにニオイをつけた後、

 地中に埋められたガス管を使って送り出されます。



 いきなり皆さんの家庭に届くわけでなく、

 途中、上の絵のようなガスタンクに貯められます。



 ここから、各戸へガスは送られます。



 都市ガスの場合は、ガスの導管(配管)が伸びている

 地域へなら、簡単にガスを供給することが可能です。




 一方、LPガスは下のようなボンベにガスが入っています。



 20100303b.gif



 この中に入っているのは、液体です。



 天然ガスと同じように、気体を加圧すると液化するんですね。



 だから、液化石油ガス(LPG)。



 外国からタンカーで輸入されたLPガスは、

 港の基地に貯蔵されます。


 
 その後、大型のタンクローリー車で全国各地へ運ばれて行きます。


 
 運ばれる先は、上の絵のボンベにガスを詰める充填所のようです。



 空のボンベにLPガスを充てんし、トラックなどで各家庭に運ばれて

 いくのです。



 ガスの無くなったボンベは回収されて充填所に戻り、充填後に再度

 配送されていきます。




 このように、LPガスの供給は手間ひまがかかるのです。

 

 当然、その分都市ガスよりもコストがかさんできます。



 しかし、LPガスのボンベは日本中どこへでも配送が可能

 ですので、都市ガスの導管が通っていないエリアでも、

 ガスが使えるメリットが大きいですね。


 
 各地の震災の際も、いち早く復旧できたライフラインは、

 LPガスです。





 さて、このように都市ガスは効率よくガスが供給できるので、

 料金そのものを抑えることが可能です。



 そして、この料金を変更する際には所轄する経済産業省へ認可

 の申請をし、承認してもらう必要があります。



 ですから、恣意的に料金を変えるなどは、出来ないのです。



 一方、LPガスの場合は、いわゆる”自由価格”です。


 
 販売する相手によって、価格を変えてもかまわないのです。




 持家だと、ガスの購入決定者はその家の人です。

 
 
 そのため、他のガス屋さんとの競合もあるので、

 価格は安くしてもらえます。




 ところが、賃貸住宅だと入居者がガス料金に口出しすることは

 まずありえません。



 高いと思っていても、ずっと住むわけでもないからと、

 あきらめてしまう人が多いのです。




 当然、リーズナブルな料金設定をしているガス屋さんも

 ありますが、探しだすのは難しいでしょう。

 


 まずは、転勤先の都市ガス会社を確認してください。

 そして、料金体系を確認してください。


 今、かかっているガス代と比較してみるのがわかりやすいでしょう。


 

 ちなみに、都市ガス会社によっても、価格は違いますので

 ご注意を。


 それでは、今回はこの辺で。

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